【感想・要約】「下品大全」育ちのいい人が絶対にしない60の振る舞い

実用書

下品なふるまいとは、他人に不快感を与えること。それを平気ですることです。

どれだけすてきに着飾っていても、どれだけスマートに行動していても、たった一つの下品なふるまいで幻滅されてしまいます。

スマホを見ながらあいさつされたらどう感じますか? どれだけすてきな方でも幻滅しませんか。

「スマホを見ながらあいさつなんてしませんよ」と思った人も、本書で紹介されている下品なふるまいの中には、知らずにしている下品な行動があるかもしれません。チェックしてみてください。

いまえださく
いまえださく

以下、読んでいただけると

  • 下品なふるまいには、どんな行為があるのかがわかります。
  • 自分では下品だと思っていない行為に気づくことができます。
  • 下品なふるまいがわかりそれを避けると、品よく生きることができます。

本書で紹介されている下品なふるまい60

本書で紹介されている下品なふるまいは60個です。

60個タイトルだけ紹介しますので、ご自分がその下品なふるまいをしていないか確認してください。そのあとに、第1章分の感想だけを書きたいと思います。

「あぁ、それやってた」と確認して、「今後、気をつけよう」と思うだけでも幻滅される可能性は格段に減ると思います。

その下品なふるまいについて「もっと知りたい」と思った方は、ぜひ本書を手に取ってください。

第1章 これだけは即直したい 11の下品な振る舞い

  1. 「ありがとう」「ごめんなさい」をはっきり言わない
  2. 「我先に」が習い性になっている
  3. 姿勢が悪い
  4. 驚くほど大声で笑う、引き笑いをする
  5. ものを片手で渡す
  6. 「これくらいなら、いいよね」と余分に失敬する
  7. トレイの上を片付けずに返却する
  8. コーヒー一杯で長時間、居座る
  9. 緊張感のない在宅ワークをする
  10. 「忙しいアピール」をする
  11. TPOを無視した服装・おしゃれをする

第2章 そんなスマホ・SNSの 使い方では、みっともない!

  1. 遅刻の連絡をLINEですませる
  2. スマホを見ながら挨拶する
  3. どんな時でもスマホを優先する
  4. マナーモードや、電源オフにしない
  5. いつでもどこでもパチリ! 即SNSにアップ
  6. スマホで決済 → 残高が足りずにもたつく

第3章 なんだかいじましい… お金・買い物のNG習慣

  1. 人に、給料の額をストレートに聞く
  2. 「給料が安い」「懐が寒い」と文句を言う
  3. いちいち、持ちものの値段を口にする
  4. 真っ先に値札を見、それから品物のチェックをする
  5. 買う気がないのに試着する
  6. とにかく目立てばいい、という服装をする
  7. 詰め放題、食べ放題で意地きたなく振る舞う
  8. 片っ端から試食して、買わずに立ち去る
  9. 個人店で買い物をして、まけてもらいたがる
  10. 果物や魚をベタベタ触る
  11. 「お客様は神様です」の意味をはき違えている
  12. 割り勘するとき、1円単位まで割る

第4章 公共の場でつい、しがちだが 無神経な行動とは

  1. 人目がないときに品のある・なしは現れる
  2. ゴミをポイ捨てする
  3. 洗顔前の顔、パジャマ姿でゴミ出しをする
  4. 混んだ車内で立ち位置を譲らない
  5. 混んだ車内でリュックを背負ったまま
  6. 大きなバッグや傘を足の間に挟んで座る
  7. 電車の中でメイクをする
  8. 連れだって広がったまま歩く
  9. 手を叩きながら大笑いする
  10. エレベーターに乗り込んで、すぐ「閉」ボタンを押す

第5章 一発アウト! こんな話材・言葉 を口にしていませんか?

  1. 悪口を言う
  2. 「ここだけの話…」が大好き
  3. 自分の話ばかりする
  4. 自分の長所・家柄自慢をせずにはおれない
  5. 学歴・勤務先のよしあしにこだわる
  6. 「疲れた」「どうせ」と、マイナスな言葉を口にする
  7. ちょっとしたウソをつく
  8. 女性スタッフを「うちの女のコ」と言う
  9. 正しく敬語が使えない
  10. 「…みたいな」「…のヤツ」を乱用する
  11. 若者言葉を連発する
  12. 会話中にて遊びをする

近くの友も遠くなる! 気づかいゼロの付き合い方

  1. 付き合いの長さに甘えて、余計なことをする
  2. 「よかれと思って」出しゃばる
  3. 人との距離を急いで詰めたがる
  4. 抑速に時間よりずっと早く到着する
  5. 食べ物の好き嫌いを口に出す
  6. 食べながらしゃべってポロポロこぼす
  7. 会食の席なのに「食べること」に全集中
  8. ビュッフェパーティで、真っ先に高級料理に突進
  9. 歌いたくない人にカラオケを強要する

下品なふるまいの感想(あくまで個人的に)

第1章分の感想

  1. 「ありがとう」「ごめんなさい」をはっきり言わない
  2. 「我先に」が習い性になっている
  3. 姿勢が悪い
  4. 驚くほど大声で笑う、引き笑いをする
  5. ものを片手で渡す
  6. 「これくらいなら、いいよね」と余分に失敬する
  7. トレイの上を片付けずに返却する
  8. コーヒー一杯で長時間、居座る
  9. 緊張感のない在宅ワークをする
  10. 「忙しいアピール」をする
  11. TPOを無視した服装・おしゃれをする

1.下品かどうか以前に、あいさつや謝罪は相手の目を見てしっかりしたほうが良いと思っています。

2.バーゲンセールで人にケガをさせるような「人を押しのけて」の我先にはダメだと思いますが、我先な行為が必ずしも下品なふるまいにつながるとは思いません。

3.姿勢は悪いより良いほうがいいと思います。本書で天皇陛下の姿勢について触れられていますが、確かに姿勢が良い=品が良いにつながると思っています。

4.所によりけりですが、驚くほどの大声で笑っても良いと思います。ただ、引き笑いはちょっと怖いですかね。すごく素敵な方に、いきなり「ヒーッ! ヒッヒッ!」なんて笑われたら、もうどうしていいか(笑)

5.ものを片手で渡すのは、「おまえは殿か」と(笑)だから、やりません。でも、「どうぞ」と両手でプラスドライバーを渡されても困るかな(笑)

6.飲食店で、ペーパーナプキン、砂糖やミルクを余分に失敬しちゃうことはありますね。「これから釣りに行くんですよ。ゴカイを触ると臭いんですよ。だから、ペーパーナプキンちょっと多めにください」みたいな(笑)反省します。

7.トレイの上は片付けて返却してますし、わりと片付けられて返却されていると感じます。マクドナルドでトレイの上のペーパーはよく残ってたりしますが。

8.長時間の度合いにもよりけりですが、コーヒー一杯で床ずれするほど粘るのは下品だと思います。お店から「出てけ」とは言えませんからね。いいころ加減での、お店への配慮は必要だと思います。

9.緊張感は人それぞれですからね。在宅ワークでの緊張感をどこまで保つのかは難しいところ。さすがにボサボサヘアーのヨレヨレスエットで目をこすりこすりでオンライン。というのは、緊張感がなさすぎると思いますが。

10.会う人会う人に「お忙しそうですね」という人は、逆に「あなたもお忙しくて大変ですね」と言ってほしい人。と、紹介されています。そんなこと考えたことがなかったです。「そういった捉えかたをする人もいるんだな」と勉強になりました。わたしは忙しくもないし、だから「忙しい」とも言わないので関係ないですけど(笑)

11.TPOを無視した服装やおしゃれも人によりけりで、「不潔な印象を与えなければ服装なんて何でも良い」と思っています。ただし、冠婚葬祭での行き過ぎた服装やおしゃれは、「下品なふるまいになるのかな」と思います。

さいごに

いまえださく
いまえださく

本書で紹介されている「下品な振る舞い」には、どのような行為があるのかがわかったと思います。

知らずにやっていた。自分では気づかなかった。そんな下品な振る舞いはありませんでしたか?

本書で紹介されている60個の下品な振る舞いをさけると、育ちの良い人に近づくことができると思います。

本書には、「第1章 10.忙しいアピールをする」のような「個人的に、ちょっと違うかな」「そこまでは考えすぎでは」と感じる「下品な振る舞い」が取り上げられていました。

「個人的に、そこまでは」と感じていては、その行為が下品なふるまいだとは、いつまでも気づくことができなかったと思います。また、その行為が「下品なふるまい」なんだと感じる人がいることにも、気がつくことはなかったと思います。さまざまな角度からの「下品な振る舞い」を読むことができて勉強になりました。

人は自分が大好き。だから、どうしても自分が基準になりがちです。「ものごとは、いろいろな考え方や、さまざまな角度から見ることができる」「そのことを、いつまでも忘れてはいけない」ということを改めて考えることができて良かったです。

目の前にいる人の。

同じテーブルに座っている人の。

同じ時間と空間を共有している人の。

そんな人たちのことを考えて行動し、自分のふるまいがそんな人たちにはどのように映り、どのように感じるのかを気づかえば、下品なふるまいをしない人になれるのかな、と思います。

ふとした物言いや行動に、自然と気品がただよう人になりたいですね。