地味だけど、一生役立つ「伝わる技術」 バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく、36の伝わる法則の要約を書きました。
「伝わる構造」のところがオススメで、「伝わる構造」のところを読んでいただけると読書感想文が書けるかもしれません。
「伝える技術 伝わる技術」のところは目次と少しの解説しか書いていません。
目次と少しの解説を見ていただいて興味が出た方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。
要約
まず、押さえておきたい3つのこと
1.人は伝えてもらわないとわからない。
2.ただ伝えるだけでは伝わりにくい。うまく伝えないと伝わらない。伝え方には技術がある。
3.言葉だけではなく、「態度+表情」も伝わるための大きな要素。
まず大事なのは(1.)
わかってくれているはず。
前に言ったから大丈夫だろう。
このような考えは、のんきに構えた、危ない希望的観測だと思うべきです。
「言わなくてもわかってくれているだろう」は完全にアウトだと、心にキザんでキザんで、刻み込みましょう。
一度伝えただけで伝わったと思うのも危険
人はかなりの情報を忘れてしまいます。
それどころか、人は基本的に人の話を聞いていません。
このことから、伝えたことが忘れらている可能性は大きいと考えるべきです。
なので、「コイツ絶対に忘れてやがるな」「コイツ絶対に人の話聞いてないな」を前提で伝える必要があります。
特に伝える内容が大事なときほどです。
一度で相手に伝わらないときは、繰り返し伝えましょう。
何が伝わっていて、何が伝わっていないかを確認し、会話の内容を相手に話してもらいましょう。
自分の中で理解し、納得できていないものは、相手には伝わりません。
相手に会話の内容を話してもらうと、何が伝わっていて、何が伝わっていないかを確認することができます。
伝え方がうまくなるためには?
伝え方がうまくなるコツは「自分の性格を切り離して伝える」
これがコツです。
「伝わっていない状況」これは存在しないことと等しく、まずは存在を示すために「伝える」ことが必須です。
伝えにくい、伝わっていないと感じたら、性格を切り離して、別人になったつもりで伝えるのが相手に伝わるコツです。
伝わる技術を身につけると起こる良いこと20個
1.課題解決の役に立つ。
2.自分の時間が増える。
3.伝わったことで状況が改善する。
4.余計なストレスが減る。
5.人と仲が良くなる。
6.モテるようになる。
7.仕事の成果が出やすくなる。
8.人の時間を奪わない。
9.営業成績が上がる。
10.仕事相手に喜ばれる。
11.会社が楽しくなる。
12.学校が楽しくなる。
13.文章や文字を書くことが楽しくなる。
14.頭の中のモヤモヤが減る。
15.スッキリする。
16.夫婦関係が良くなる。
17.親子関係が良くなる。
18.恋人関係が良くなる。
19.自己肯定感が高まる。
20.自分のやっていることの勝ちを発見できる。
「伝わる技術」を身につけると、このような良いことが起こると本書には書かれています。
若干、「そこと、そこ、かぶってません?」というところもありますが、課題が早く片付いて自分の時間が増えるのは良いことですし、相手にちゃんと伝わったことで状況が良い方向へ進んで、ストレスが減り、人と仲良くなって仕事相手に喜ばれたら万々歳。
本書を手に取って、伝わる技術を身につける価値はあると思います。
伝わる構造
「何かを身につけるときには、まず構造を知ることが大切。構造を知ることで、全体像や本質が理解できます」と、「伝わる構造」の理解が大事だと本書には書かれています。
本書で解説されていた、7つの伝わる構造を紹介します。
詳しく知りたい方は本書をぜひ読んでみてください。
伝わる構造1 ゴール設定
「何のために伝えるのか」
相手と仲良くなりたいのか。ただの雑談なのか。会議をとっとと終わらせたいのか。
まず、ゴールを決めます。
伝わる構造2 納得感(理解する、腑に落ちる)
納得感があって初めて相手に伝わります。
納得感とは、理解し、腑に落ちることです。
ゴールを達成するためには相手の納得感を得ることが必要です。
相手の納得感がないと、伝わったことにはなりません。
伝わる構造3 相手ベース
そもそも、「伝えること=伝わること」ではありません。
「わたしはちゃんと言いました」
「いやいや、わたしは聞いていません」
よくあるこの状況は、「伝えただけ」で「伝わったこと」ではないということです。
相手が理解し、腑に落ちていない状況は、伝わったことにはなりません。伝えただけ。
伝わる=相手が理解して腑に落ちる。納得する。
これが相手ベースが大切な理由です。
伝わる構造4 見える化
相手の納得感を得るためには、相手の頭の中に「見える化」させることが大事です。
「見える化」とは、相手の頭の中にイメージを届けることです。
伝える相手の頭の中にイメージが浮かんでいないと、伝わっていない可能性が高いです。
話がわかりやすい人は「見える化の達人」で、相手の頭の中に具体的な景色を届けることができます。
伝わる構造5 聞く力
本書で紹介されている「聞く力」を書きます。
営業の仕事は「自分たちの商品を売る」のではなく、「相手に必要な商品を紹介する」ことなんだよね。
第2章 「伝わる」は7階建て構造 72ページ、73ページから
だから僕は、商品を売り込むことはしない。
相手の話をとにかくよく聞いて、相手にとって自分たちの商品のどこに必要性があるのかを見つけ出すようにしている。
相手の話をよく聞けば、話し相手のこと、話し相手が求めていることがよくわかるということです。
また、相手の話をちゃんと聞いていたという「返報性の法則」で、こちらの話も伝わりやすいということだと思います。
「返報性の法則」とは、
相手から何かを受け取ったら、こっちも何かお返ししないとなんかちょっと申し訳ないな、
というような気持になることを言います。
伝わる構造6 親近感
親近感は「相手に伝わる」の重要な要素です。
単純な話、嫌いな人の話した内容は、素直に理解して腑に落ちて納得できませんよね。
だから、親近感は重要なのです。
親近感をわかせるコツ
1.共通点を見つける。
2.相手に興味を示す。
3.自分のダメなところをさらけ出す。
4.笑顔。
相手の話を聞くことで相手に興味を示し、
相手との共通点を見つけて相手との距離を縮め、
自分のダメなところ、
自分の失敗談などを話して、親近感を生むことが出来れば、
話が相手に伝わりやすくなること間違いなしです。
伝わる構造7 信頼感
「多くの失敗が、成功を引き寄せるのだ!」から始まる失敗談。
有名な経営者が話す失敗談と、失敗ばかり繰り返している人が話す失敗談では、話の中身の価値も信頼感も違いますよね。
こう考えると、「伝わる」ということに「信頼感」が大切なことだとわかります。
著者が考える信頼感をつくる7つの要素を書きます。
1.「誠実さ・素直さ」は相手に対し、丁寧に、しっかりと対応し、それを伝えていく。相手の話をちゃんと聞くことで届けます。
2.「スキル・能力」 3.「結果・成果」 7「意義・価値・動機」は、成果や価値をちゃんと伝えないと気づいてもらえない可能性があるので、しっかりと伝わる方法で伝えていきます。
4.「接触頻度」は、伝える頻度を上げること。これで信頼感が生まれる可能性があります。
5.「モラル」については、折に触れ自分の考えを伝えることで信頼感につながっていくはずです。
6.「関心」は、相手に対して「あなたに関心があります」ということをしっかりと伝えていくことで、相手もあなたへの関心を高める可能性があります。
第2章 「伝わる」は7階建て構造 80ページと81ページから
以上が、著者が考える、信頼感を生むための伝え方です。
伝える技術 伝わる技術
本書で紹介されていた16個の「伝わる技術」を簡単に紹介します。
個人的に、「伝わる構造」の方が栄養になりましたので、「伝わる技術」はどんな項目があるのかという目次の紹介だけにさせていただきます。
ここで紹介した、16個の「伝わる技術」を見ていただいて少しでも興味が出た方は、本書を手に取って「伝わる技術」を確認してみてください。
比較の法則
比較しないと人は魅力がなかなかわからない。
比較すると人に魅力が伝わりやすくなります。
理由は、比較することで魅力や価値が明確になるからです。
食べ比べという「比較」
ランキングという「比較」
前年比よりも売り上げが150%アップしました、という「比較」
比較すると、違いが見える化し、魅力が浮き彫りになります。
だから、人に伝わりやすくなります。
フリオチの法則
話がつまらない人は「フリ」不足かもしれない。
伝え方のフリとオチとは、話の内容の振れ幅を大きくすることです。
話の振れ幅が大きいと、話の内容の価値がより見える化します。
ファクトとメンタルの法則
吉野家の「うまい、やすい、はやい」はファクトとメンタル。
脳内チューニングのの法則
わかりあいたい相手とは「脳内チューニング」を。
言いかえの法則
「言いかえ」でマイナスをプラスに変える。
たとえの法則
「たとえる」は伝わる技術のホームラン王。
ネーミングの法則
「名前をつける」とスペシャルなものに。
間の法則
「間」をとり、考える時間を作る。
数字の法則
「数字」は頭の中をくっきりハッキリさせてくれる。
読点の法則
「、」(読点)は伝わる強度を上げる。
外部力の法則
自分の言葉に自信がないときは「外部力」を借りる。
相手メリットの法則
「相手メリット」でイエスを引き出す。
3つのグッドの法則
「3つのグッド」を入れると、興味・関心が高まる。
文脈の法則
「伝わる文脈」を作る!
結論の伝え方
結論ファーストと結論ラストの使い分け。
本能の言語化
みんなの中にある「本能」を言葉にする。
以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。