オートモードで月に18.5万が入ってくる「高配当」株投資を読んで参考になった、「死ぬまで持ちたい17銘柄」と「至高の投資書籍10冊」、「各章のまとめの要約」と「投資賢者の名言」を紹介しますが、いちばん大事なことを最初に伝えておきます。
投資は、すべて自己責任です。
死ぬまで持ちたい銘柄17
本書で紹介されている「18年投資をしてたどりついた『死ぬまで持ちたい銘柄17』」を紹介します。(カッコ内の数字)は、証券コードです。
INPEX(1605)
石油、天然ガス開発で国内首位。
JT(2914)
たばこ、世界5位。
花王(4452)
トイレタリー、国内首位。
アステラス製薬(4503)
医薬品、国内2位。
大塚ホールディングス(4578)
製薬国内大手。ポカリスエット。
ブリヂストン(5108)
タイヤ、世界首位。
コマツ(6301)
建設機械、世界2位。
クボタ(6326)
農業機械、世界3位。
伊藤忠商事(8001)
総合商社大手、非資源に強い。
三井物産(8031)
三井グループの中核企業。資源に強い。
三菱商事(8058)
三菱グループの中核企業で、総合力がある。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
国内首位の金融グループ。
三井住友フィナンシャルグループ(8316)
国内2位の金融グループ。
日本取引所グループ(8697)
国内独占企業。
東京海上ホールディングス(8766)
国内首位の損害保険。
NTT(9432)
通信で国内首位。
KDDI(9433)
通信で国内2位。
至高の投資書籍10冊
バビロンの大富豪(ジョージ・S・クレイソン|グスコー出版)
資産形成のエッセンスが詰め込まれた本です。
投資家だけでなく、多くの人に有益な一冊です。
所得の10分の1を貯金して、貯金がたまってきたら賢者の意見を参考に投資します。
賢者の意見については、「バビロンの大富豪」を読んで、ぜひ確認してください。
わたしは「漫画版の『バビロンの大富豪』」しか読んでいませんが、漫画版のバビロンの大富豪でも十分、ためになると思います。
私の財産の告白(本多静六|実業之日本社)
「バビロンの大富豪」のハードモードバージョンな一冊です。
本書の資産形成術はシンプルです。
1.給料の4分の1を貯蓄し、ボーナスは全額貯蓄する。
2.貯蓄は運用する。
異常。じゃなくて、以上(笑)
ウォール街のランダム・ウォーカー(バートン・マルキール|日本経済新聞出版社)
株式投資のポイントが基本から応用まで書いてある本です。
株式投資全般の土台を作ってくれる一冊です。
株式投資(ジェレミー・シーゲル|日経BP社)
株式投資における基本の一冊。
シーゲル教授の代表作。
本の表紙の色から「緑本」と呼ばれています。
株式投資の初心者には難しい内容だったように記憶しています。とか、わたしは最後まで読めませんでした。
敗者のゲーム(チャールズ・エリス|日本経済新聞出版社)
有名な本です。
でも、わたしは読んだことがありません。
株は短期的な売買を繰り返しても勝てないことや、長期投資の重要性が書かれているそうです。
どうでもいいんですけど、変換で「歯医者のゲーム」って出るのやめてほしい。
投資で一番大切な20の教え(ハワード・マークス|日本経済新聞出版社)
投資の神様バフェットさんのオススメ。
具体的な投資手法は書かれていません。
投資の哲学や投資の戦略について書かれています。
この本、わたしはぜんぜんダメでした。もう本の入口からダメでした。たぶん一生ダメです。
バブルの物語(ジョン・ケネス・ガルブレイス|ダイヤモンド社)
オランダのチューリップバブル。
イギリスの南海泡沫事件。
アメリカの世界恐慌。
バブルの形成と崩壊について書かれた本です。
株式投資の未来(ジェレミー・シーゲル|日経BP社)
通称「赤本」。
株式には利益を上げられるセクターがあります。
1.医薬品
2.トイレタリー
3.エネルギー
株式のリターンは、配当の再投資をおこない、長期的な視野で考えた方がよい。的な内容の「株式投資の未来」。
まさに、本書の著者さまが好きそうな内容の一冊です。
わたしは、背表紙だけ見たことがあります。
千年の投資の公理(パット・ドーシー|パンローリング)
「経済的な堀」を持った企業を見つける方法が書いてある本です。
「経済的な堀」を持った企業は、他社と比べて優れた事業を展開し、事業基盤を崩すのが難しい。なので、その分野において圧倒的に優位な企業のことです。
「経済的な堀」は、ウォーレン・バフェットによって名付けられた、競争優位性を示す概念です。
エコノミックモートとも呼ばれます。
株式投資で普通でない利益を得る(フィリップ・A・フィッシャー|パンローリング)
ウォーレン・バフェットが影響を受けた投資家フィッシャーさんの投資手法は、優れた企業へ投資して永久に持ち続けるというものでした。
本書を読むと、どのような条件を備えた企業が永久に保有してもよい企業なのかが学べます。
各章のまとめ
第一章 市場にフルボッコされつつ、年間配当金200万円超になるまで
1.株価は長い目でみると右肩上がり。でも、暴落は日常茶飯事。
2.暴落は、長期的に見ると例外なく絶好の買い時。
3.コツコツと株式投資を続けていると、確実に資産は増える。
第二章 リスク回避率を10倍にあげる「3つの投資指標」
株式投資のスタート時に覚える投資指標は、以下の3つで十分。
1.配当利回り(%)=1株当たりの配当金÷株価×100
2.1株利益(EPS)とは、1株当たり何円の利益があるか。
3.PER=株価÷1株利益(EPS)
第三章 「長期保有に適した銘柄」をサクッと見抜く12カ条
1.配当が安定している銘柄を選択する。
2.連続増配している銘柄は安定配当の代表格。
3.EPSの安定している銘柄を選択する。
4.PERは過去5年平均の利益で算出するという視点を持つ。
5.バリュートラップを意識しつつ、PERを確認する。
バリュートラップとは、
割安な銘柄がいつまでも割安なまま放置されている状態のことです。
6.業績が安定していれば、投資判断の難易度が下がる。
7.自社株買いをおこなう企業は、株主還元に積極的。
8.儲かるセクター(ヘルスケア、トイレタリー、エネルギー)が存在していることを頭の片隅に置いておく。
9.業界トップの企業、またはオンリーワンの企業への投資を検討する。
10.安全域を確保して投資する。
安全域を端的に言うと、株を買った買値が安ければ、暴落が起きても心と財布へのダメージは少ない。だから、株を安いときに買うことは大切ですよ。という考え方です。
第四章 否応なく投資を継続できる「仕組み作り」8つの掟
1.受取配当金の記録をつけて資産形成の進捗を「見える化」する。
2.投資先を分散して、致命的なダメ―ジを回避する。
3.毎月一定額を投資して、コツコツと運用資産を増やす。
4.配当再投資で、福利効果の恩恵を受ける。
5.株主優待は個人投資家に有利な制度。
6.「キャッシュ・イズ・キング」に留意して、不測の事態に備える。
7.自分の年齢と同じ%の現金を確保しておく。
30歳の人が100万円持っていたとして、30%は現金で持っておく。
つまり30万円を現金で確保し、あとの70万を投資する。といった具合です。
8.1年に1回リバランスをする。
リバランスを具体的に。
50歳の人が、50万円分の株式と50万円の現金を持っていたとします。
株式が2倍になり、100万円分の株式と50万円の現金になりました。
株式と現金の比率を50:50に戻すために株式を25万円分売ります。
そうすると、75万円分の株式と75万円の現金を持っていることになり、50:50の比率に戻りました。
これがリバランスです。
第五章 「数値化」してピンチをチャンスに変える技術
1.暴落が起こった時の下落率を知っておく。
2.暴落はどのくらい続くのかを知っておく。
2000年のITバブル崩壊のときには、
3年間、株価の下落が続きました。
3.損失の精神的ダメ―ジは大きいことを知っておく。
4.暴落は絶好の投資機会であることを知っておく。
5.コロナショックでも、リーマンショックのときでも、日経平均株価のPBRは0.8倍程度が下限だっと知っておく。
日経平均株価のBPS(1株当たりの純資産額)を調べます。
BPSに0.8を掛けると日経平均株価のPBRが求められます。
日経平均株価のBPSが2万3000円で大暴落が起こっても、
2万3000円×0.8=1万8400円
ぐらいが底値だろうと考えられます。
第六章 18年投資をしてたどりついた「死ぬまで持ちたい銘柄17」
1.投資先企業にどのような特徴があるのか事前に理解しておく。
2.投資先企業の株主還元方針を確認しておく。
3.業績が堅調なときは、PERが低いときに買う。
4.業績が赤字のときは、PBRが低いときに買う。
第七章 もしも私が今、ゼロから配当投資をスタートするなら
1.まずは1株ずつ20銘柄へ投資する。
20銘柄は、先に紹介した17銘柄+自分で選んだ3銘柄です。
わたしが+3銘柄選ぶなら以下の3つです。
積水ハウス(1928)
オリックス(8591)
稲畑産業(8098)
2.次に各銘柄の投資金額を均等にする。
3.最後にキャッシュを含めたポートフォリオを考える。
4.どんなときも積み立て投資を続ける。
5.焦らなくても長く投資を続けていれば、リターンは必ずついてくる。
投資賢者の名言
本書で紹介されていた、投資賢者の名言を10個紹介します。
ここで紹介させていただく10個の他にも名言がありますので、本書で確認してみてください。
名言1
ルール1 金を失うな
ルール2 ルール1を絶対に忘れるな
・ウォーレン・バフェット
名言2
好きな保有期間は永遠だ。
・ウォーレン・バフェット
名言3
並外れた結果を出すのに、並外れたことをする必要はない。
・ウォーレン・バフェット
名言4
リスクは、自分が何をやっているのか理解していないときに訪れる。
・ウォーレン・バフェット
名言5
株式投資に見逃し三振はない。
・ウォーレン・バフェット
名言6
株式の長期的なリターンは増益率そのものではなく、実際の増益率と投資家の期待との格差で決まる。
・ジェレミー・シーゲル
シーゲル教授は、配当を出し続けている企業の株を暴落時に買い続けている人が、結果的に誰よりも得をする、と主張しています。
名言7
強き相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観とともに成熟し、陶酔の中で消えてゆく。
悲観の極みは最高の買い時であり、楽観の極みは最高の売り時である。
・ローレン・C・テンプルトン
名言8
好景気、楽観時代は思い切った勤倹貯蓄(すなわち金を重しとする)
不景気、悲観時代には思い切った投資(すなわちものを重しとする)
という鉄則を樹てて直進することを人にもすすめている。
・本多静六
名言9
トップクラスの個人客に話を聞くと、共通していたのは、彼らが口座のことをすっかり忘れていたか、すでに死亡していたということだった。
・ダニエル・クロスビー
名言10
私はいずれ金持ちになると知っていた。そしてそのことをわずかなりとも疑ったことはない。
・ウォーレン・バフェット
著者さまは、高配当の長期株式投資も好きなんでしょうけど、ウォーレン・バフェットの方にちょっとだけLOVEが多い気がします。
以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。