【あらすじ・ネタバレ】「赤と青とエスキース」青山美智子 著を読んだ感想

小説

エスキースとは?

絵、好きっス!

のことではなく

下絵のことです。

「絵、好きっス!」は、三章「トマトジュースとバタフライピー」で漫画家のタカシマ剣先生がおっしゃったボケです。

って、どうでもいいですか(笑)

「赤と青とエスキース」は、

始まれば終わる、のか。

終われば始まる、のか。

というか、

始めから終わりまで、ずっといたのね。

というお話でした。

お願い

本記事は、ネタバレ全開でお送りいたします。

「赤と青とエスキース」は推理小説ではありませんけど、ネタバレありで読むにはもったいない謎があったりします。

ですので、まだ「赤と青とエスキース」を読んでいない人は、読んだ後にきていただけるとうれしいです。

いまえださく
いまえださく

遅れましたが、お越しいただきありがとうございます。

 



赤と青とエスキースのいろいろ

本書のこと、本屋大賞のこと、著者のことを少しだけ書かせていただきます。

本書について

本書は、ジャック・ジャクソンという画家が描いた1枚の絵「エスキース」が各章に印象的に出てきます。

「エスキース」がいい感じのアクセントになって、各章の登場人物にイロドリをそえて物語が進んでいくという流れになっています。

目次はこんな感じです。

◇ プロローグ

◇ 一章 金魚とカワセミ

◇ 二章 東京タワーとアーツ・センター

◇ 三章 トマトジュースとバタフライピー

◇ 四章 赤鬼と青鬼

◇ エピローグ

各章で「エスキース」はどのように登場するのか、というところが見どころでした。

本屋大賞について

「赤と青とエスキース」は、2022年本屋大賞の2位です。

1位は「同志少女よ、敵を撃て」でした。

著者、青山美智子さんについて

青山美智子さんは、愛知県の出身です。
中京大学を卒業後、オーストラリア渡り、シドニーの日経新聞社で記者をしていたそうです。

いまえださく
いまえださく

だから、オーストラリアがよく登場すんだな、と納得。

ちなみに「赤と青とエスキース」もしょっぱなはメルボルンです。

デビュー作の「木曜日にはココアを」もシドニーが出てくるとのことでした。

青山美智子さんの魅力的名作品

有名なのは「お探し物は図書館まで」だと思います。

「お探し物は図書館まで」は、2021年本屋大賞の2位にランクインした連作短編小説で、本と仕事をテーマにした5編の短編が収録されています。

「お探し物は図書館まで」はぜひ読みたいです。

プロローグ

プロローグは4行です。短い。

話しているのはジャック・ジャクソンで、「エスキース」に語りかけているような、会話しているような。そんな感じです。

多分みなさん、エピローグを読んだ後に「もう一回ここへ来るんじゃないかなぁ」というプロローグです。

わたしは、しみじみとしながらプロローグへ戻りました。

一章 金魚とカワセミ

始まれば終わるのか。終われば始まるのか? という第一章。
レイが交換留学生としてメルボルンにやって来て、ブーと付き合って別れる話です。

登場人物

レイ
「エスキース」のモデル。
メルボルンにやって来た交換留学生。
21歳。

ブー
アイム・ブー。
二重まぶたが縁取る目は丸く、おせち料理の黒豆みたいにツヤっと輝いている。
レイと期間限定で付き合っている。
21歳。

ジャック・ジャクソン
「エスキース」を描いた画家。
身長160cm前後と小柄。
ブーと知り合い。
20歳。

ユリさん
レイがメルボルンでバイトをしていた免税店の先輩。
「Oops!(おっと!)」と言うのが得意技の、レイよりも9歳年上女性。
ワーキングホリデーでメルボルンに来ている。
メルボルンを発つときに、レイに素敵な言葉を残す。
素敵な言葉は、あらすじで紹介します。

あらすじ

レイとブーの付き合いは期間限定、レイが帰国するまでの恋人関係のはずでした。

ブーと付き合うまでのレイのメルボルンでの生活は「パッ」としないものでしたが、ブーと付き合うようになってからは、とても充実した留学生活となっていきました。

レイが来週末に帰国するというときに、ブーが「絵のモデルをしてくれないか」という話しを持ってきました。
画家の友達がモデルを探しているとのこと。その画家がジャック・ジャクソンです。

レイはモデルをしたとき、赤いコットンブラスを着ていて、このときにジャック・ジャクソンが描いた絵が「エスキース」です。

ある日、ユリさんが帰国するというので、レイはユリさんに会いにいき恋愛相談をしました。

そこでユリさんが言った名言を紹介します。

ユリさん語録

恋は勝手に来る。

来るのは彼じゃない。恋なのだ。

彼に振り回されるのではなく、恋に振り回されるのだ。

だから、彼が隣にいても、恋が去ったら終わり。

逆に彼が隣にいなくても、恋がいたら終わらない。

どこにいても何をしていても、人のやることは同じ。

食べて寝て起きて、好きになって嫌いになったりするものだ。

これを聞いたレイは、ブーとの関係に期限なんか決めても意味がないと感じました。

感想

レイとブーが一章の最後で別れるような感じで表現されていましたが、わたしは「たぶん、別れてないな」と考えました。というか「そもそも別れる理由ないじゃん」みたいな。

たぶんブーが「レイの絵を描いて欲しい」とジャック・ジャクソンに依頼したはずだ、と何となく思いました。理由はレイが写真を撮るのを嫌がっていたからで、普通なら記念に写真の1枚ぐらい欲しいですよね。

ということは、記念に描いてもらった「エスキース」をブーは手放すはずはないな、という考えになりました。
「エスキース」はブーから離れない。
「『エスキース』と一緒にいる人はブーだ」と考えました。

わたしはこう考えたので、エピローグでの謎解きというか、「あぁ、やっぱり」で、ちょっと物足りませんでした。

というか、レイと喧嘩したときに言ったブーのセリフ、「これ、実はふたりが同一人物だってびっくりしたよね」がちょっとヒント出し過ぎでアカンと思いました。

というよりも、推理小説でもないのに「謎はどこだ?」とか、「赤と青とエスキース」をあさましく読んでいた自分がアカンと思います。

二章 東京タワーとアーツ・センター

「アルブル工房」に額装を依頼してきた「円城寺画廊」の二人は誰だ?
とか、空知とジャック・ジャクソンの素敵な昔話をそっちのけで二人のことを考えてしまった二章でした。

登場人物

空知
「アルブル工房」の唯一の社員。
美大4年生のときに求人広告を見て「アルブル工房」に就職した。
あれから8年。現在30歳。
ジャック・ジャクソンに会ったことがある。

村崎さん
額縁の工房「アルブル工房」の経営者。
顔の筋肉がほとんど動かず、何を考えているのかよくわからない人。
29歳で独立して「アルブル工房」を構えた。
ちなみに「アルブル」はフランス語で「木」のこと。

円城寺
円城寺画廊の経営者。

立花
円城寺画廊の人。

あらすじ

「エスキース」に合う完璧な額縁を作る話です。
絵と額縁が完璧にマッチしたことを「完璧な結婚」というらしいです。

アルブル工房に円城寺画廊のふたりが来て、展示イベントの額装5点を依頼します。

アルブル工房の空知は、その5点の中にジャック・ジャクソンが描いた「エスキース」があることを知り、村崎に「エスキースの額縁をつくらせてほしい」と言いました。

空知は、大学3年生のときにメルボルンでジャック・ジャクソンに会って意気投合し、とても良い時間を過ごしたことがあったから額縁をつくりたかったのです。

そのときの会話に出てきたのが、アーツ・センターのタワーと東京タワー。ジャック・ジャクソンは「いつか東京タワーを見たい」と言いました。
のちのち、すごく素敵なタイミングで東京タワーツアーが開催されます。

ジャック・ジャクソンが描いた「アーツ・センターのタワーの絵」の額縁が適当なもので、空知はやるせない気持ちになり、そのことがきっかけで空知は額職人なろうと決心しました。

空知は「エスキース」に合う完璧な出来ばえの額縁をつくることはできませんでしたが、ジャックが満足する素晴らしい額縁をつくりました。後々わかります。

感想

額縁の出来ばえよりも、円城寺ブーだろ、立花レイだな、とここで思った自分が悲しい。

もうこうなるとダメですよね。

それとなく出てくる男子すべてがブーに見えてきて、さりげなく出てくる女子すべてがレイに見えてくる、みたいな。

結局ここから、ブーとレイ探しの、はじまりはじまりです。

みなさんは、どうでしたか?

三章 トマトジュースとバタフライピー

タカシマ剣先生のキャラが最高にナイスな三章です。
弟子の砂川凌がタカシマ剣先生の最高の理解者だとわかるところが良かった。タカシマ剣先生以上に泣けました。

登場人物

タカシマ 剣
漫画家。48歳。
代表作は「仲見世オン・ザ・ロック」
トイレで土下座してデビューを勝ち取った努力の人。
砂川凌は尊敬している。

砂川 凌(すなかわ りょう)
漫画家。26歳。天才。
「ブラック・マンホール」という漫画で「ウルトラ・マンガ大賞」を受賞した。
以前、タカシマ剣のところでアシスタントをしていた。

あらすじ

「ウルトラ・マンガ大賞」を受賞した砂川凌が、「師匠となら取材を受ける」と言ったので、タカシマ剣先生がいそいそと対談先の「カドル」という喫茶店に出かけて師匠と弟子が対談する話。

ちなみに、喫茶店の名前「カドル(Cadre)」はフランス語です。「額縁」「枠」などの意味があります。

喫茶店「カドル」には、あごひげ豊かで個性的な店主と、若くはないウエイトレスがいました。
この店主とウエイトレスのコンビネーションが素晴らしく、タカシマ剣先生が「以心伝心かよ?」と表現しました。
当たり前です、店主とウエイトレスは20年ぐらい一緒にいるんだもの。

この「カドル」は絵がたくさん飾ってあり、画廊のようでした。たくさんの絵の中には「エスキース」も飾られていました。
タカシマ剣先生が「画廊みたいに絵を売っているんですか?」と店主にたずねたら、店主は「画商なんて野蛮な仕事はしないです」と言いました。

なんで「エスキース」がここにあるねん、みたいな。

じゃあ、店主は円城寺ブーじゃん、みたいな。

そうすると、以心伝心のウエイトレスは立花レイじゃん、みたいな。

編集者との会話の中でジャック・ジャクソンは40歳になっていることがわかります。
「金魚とカワセミ」のとき、ジャック・ジャクソンは20歳だったので、「トマトジュースとバタフライピー」は20年後の話になります。
20年後のジャック・ジャクソンは、日本で人気のアーティストになっていました。

感想

エスキースとは、絵、好きっス!ってことか。以外は個人的にどうでもいい(笑)

「どうでもいい」は失礼です。ごめんなさい。

ただ、「エスキース」とブー&レイ探しが霞むほどに、タカシマ剣先生がとても素敵なキャラでした。

あごひげ店主はタカシマ剣先生のファンなのが後々わかるのですが、この伏線は良かったです。

努力の人タカシマ剣先生を心の底から尊敬している砂川凌と、天才砂川凌を「俺のことを誰よりも認めてくれる理解者」だと表現したタカシマ剣先生のやり取りには、心温まりました。

あと、カドルで砂川凌が飲んでいた「バタフライピー」を一度飲んでみたい。

バタフライピーは「これ体に入れたらダメだろ」というような、ものすごい青色というか紫色のハーブティーです。

バタフライピーにはアントシアニンが含まれているため、美容効果があります。

個人的に美容効果はどうでもいいんですけど、あの色のものがどんな味なのか知りたいです。

Amazonで60包入りのティーバッグが1000円ぐらいで買えるので、買おうかどうかを検討中です。というか、お口に合わなかったら「のこり59包とか地獄よね」みたいな。

四章 赤鬼と青鬼

やっぱりユリさんは素敵よね、という四章です。

登場人物

茜(あかね)
輸入雑貨店「リリアル」に勤務して1年半の51歳の女性。
1年前に蒼と別れた。

蒼(そう)
フリーで仕事を受け、パンフレットやフリーペーパーなどのデザインの仕事をしている。

リリアルのオーナー
恋多き女。還暦。
今の恋人は15歳年下で、ボーイフレンドはその他多数。

あらすじ

30年ほど一緒にいた茜と蒼が別れて、1年ぶりに元のさやに納まる話。
茜が1年間の旅に出て、あらためて蒼が大切な存在だと確信する話です。

50歳で転職した茜は、輸入雑貨店の「リリアル」で働き始めてから1年半たちました。

ある日、茜はリリアルのオーナーに「イギリスに買い付けに行かないか?」と言ってもらえて喜びますが、パスポートが手元にないことに気づきます。
パスポートは1年前に別れた彼氏の部屋に置きっぱなしでした。

別れた彼に「パスポートが必要だから取りに行くね」の簡単な言葉が言えずに茜は困ってしまいます。
茜は「パスポートをどうやって取りに行こうか」と考えながら電車に乗っていると、激しい動悸が起こり息ができなくなりました。こんなことは初めてでした。

茜はリリアルの定休日に病院へ行き、医者に「ストレスですよ」と言われます。
茜は医者が原因不明の疾患によく言うありがたい言葉にお金を払い、そのあと勢いで元カレ「蒼」のところへ電話をします。
蒼が電話に出て、その日のうちにパスポートを取りに行くことになり、1年ぶりにマンションへ行くと、真っ白な猫がいました。

パスポートを取りに行った数日後に、茜は激しい動悸におそわれてしまいます。また電車に乗っているときでした。
茜は「リリアル」のオーナーが通っていた心療内科を紹介され受診することになりました。
茜は心療内科で薬を3種類出してもらい、しばらく「リリアル」をお休みすることになります。ちっともウキウキしないホリデーの始まりです。

薬の副作用が治まったころ、蒼から「マンションで猫の面倒を見てくれないか」と電話があります。
蒼は京都へ出張に行くらしく、茜の名前のないメス猫の面倒を見るホリデーが始まります。

数日後、蒼が京都から帰ってきます。この日は2月3日でした。
茜と蒼はマンションで節分の豆まきをします。茜が赤鬼のお面をかぶりました。赤鬼のお面をかぶった流れから、童話の「泣いた赤鬼」の話になりました。

童話「泣いた赤鬼」とは?

村人と仲良くなりたい赤鬼のために、青鬼がわざと悪者になり、ラストには赤鬼の元から青鬼が去っていく童話。

茜と蒼は、童話「泣いた赤鬼」の赤鬼と青鬼について語り合ったあと、仲直りしました。
章の最後に、赤鬼を表現しているのは茜でレイ、青鬼を表現しているのは蒼でブーなのがわかります。

感想

途中で「ブーって、蒼、BLUE、ブルーのことかも」と気づきガッツポーズ。茜の謎はエピローグまでとけませんでした。
立花・レイ・茜か? レイはミドルネームか? と迷走。ちょっとくやしい、四章でした。

蒼のところへパスポートを取りに行くために、おめかし中の茜さんが言った「力加減が難しい。自分で自分が、面倒くさい」というセリフがとても良かったです。

老けたと思われるのは嫌だし、別れてもったいなかったと思わせたいしで「人間いくつになっても、そんなもんよねー」と笑ってしまいました。

茜さんがクッションで眠っている猫を見て言った「安心を見て安心をもらう」という言葉が印象的でした。

蒼の本棚にタカシマ剣先生の「仲見世オン・ザ・ロック」があったのは驚きました。

あとやっぱり、リリアルのオーナーというか、ユリさん最高です。この章でも名言爆発でした。

ユリさん語録

生き延びなさい。

人生は何度でもあるけど、経験できる体はひとつしかない。

だから、体はなるべく長持ちさせるべき。

とにかく生き延びれば、いずれどこにでも行けるし、たくさんのことができるから。

エピローグ

ジャック・ジャクソンが語る、レイとブーと「エスキース」の物語。すべての謎が明らかになります。

登場人物

ジャック・ジャクソン
「エスキース」の作者。

あらすじ

というか、怒涛の伏線回収が始まります。

蒼という漢字は「BLUE」という意味を持つ。蒼が「I’m Blue.」と言っても、日本人には「Boo」と聞こえるから「アイム・ブー」と言うようになった。

茜は「Red」のこと。蒼が茜にそのことを話したら、茜は「レイ?」と聞き返しました。ブーは「レイ」が気に入り、茜は「レイ」になりました。RedとBlue、赤と青の出来上がりです。

ブーとレイの別れの日が近づいてきたある日のこと、ブーはジャック・ジャクソンに「レイの絵を描いてくれ」と頼みました。完成したエスキースに「エスキース」と名付けたのはブーでした。

ブーとレイの付き合いは期限付きのはずでしたが、実際には別れていません。レイは帰国し大学を卒業して就職しますが、間もなくブーが日本にやって来て、ブーとレイは静岡で一緒に暮らし始めます。アパートの表札には、円城寺蒼と立花茜と書かれていました。

ブーとレイのふたりはお金を貯めて東京に画廊を構えます。
3年後グループ展で「エスキース」を展示することになり、ジャック・ジャクソンが東京にやってきます。ここで「エスキース」の額縁をつくった空知とジャック・ジャクソンは奇跡の再会をし、一緒に東京タワーにのぼりました。

画商が嫌になったブーは、円城寺画廊をやめます。
画廊をやめたブーとレイは「カドル」を始めました。タカシマ剣先生と砂川凌が対談した、あの「カドル」です。

その後、近所にチェーン展開するカフェが出来て「カドル」がつぶれてしまいます。
「カドル」をやめたブーとレイは、それぞれ新しい仕事に就きます。
ブーはチラシやパンフレットを作る仕事に就き、レイは「リリアル」で働き始めました。「リリアル(白いユリの輝き)」のオーナーは、もちろんユリさんです。

レイと別れたあと、ブーはひとりでメルボルンのジャック・ジャクソンをたずねます。
ブーがジャックのところへ来た目的は、「『エスキース』を持っていられないから返させてくれ」という理由でした。ジャック・ジャクソンは「エスキース」を受け取ります。

レイと復縁したブーは新しく画廊を作ることにしました。
ブーはジャック・ジャクソンに「『エスキース』はジャックが持っていてほしい」と告げます。理由は、ジャック・ジャクソンの手元に「エスキース」がある方が、より多くの人に「エスキース」を見てもらえるという理由でした。
それほど、今のジャック・ジャクソンは売れっ子なのです。

感想

茜、Red、レイにたどり着けなかったのが悔やまれます。

ジャック・ジャクソンのナレーションで怒涛の伏線回収が始まる「エピローグ」でした。
「エピローグ」の伏線回収でおなかが一杯になるはずだったんですけど、わりと早い段階で「ブーとレイは別れない」と決めてかかって、その考えをもとにいろいろと当たっていたので腹八分な「エピローグ」だったのがちょいと残念でした。

いろいろと失礼なことを書きましたが、まぐれ当たりの腹八分を抜きにしても十分楽しく読ませていただきました。
特にナイスなキャラクターだった、タカシマ剣先生とユリさんに感謝です。

いまえださく
いまえださく

以上です。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。