「一生使える『ポジティブ』言いかえ言葉」(著者 えらせん 発行所 ワニブックス)を読みました。
本書で参考になったのは「『せい』ではなく、『おかげ』を使う」こと。
そして、「ネガティブな出来事を長い目で見てポジティブな言葉に言い変える」こと。
この2つです。
この2つが参考になった理由を書きたいと思います。
どんな接続詞を使っているか?
嫌な出来事も角度を変えて見るとステキな側面が見つかるはず。
ステキな側面を見つけてポジティブな言葉に言い換えるクセをつけたい。
本書で紹介されている言い換え
データが飛んだを 頭をフル回転させるいい機会に言い換える
エレベーターが故障を 運動できるチャンスに言い換える
給料が下がったを 自炊して女子力UPに言い換える
仕事量が多すぎるを 課題をもらえて勉強になるに言い換える
第1章 26、27ページから
買い物に行ってお目当てのモノが売り切れていたら「今日はツイていない」と感じますよね。
ですが、そこをグッとこらえて「新しいモノとの出会いのチャンスだ!」と言い換えます。
そうすれば、お目当てのモノが売り切れていたこともポジティブな感じに。また、新しくチャレンジしたモノが正解だったら、むしろ売り切れに感謝です。
起こった出来事をポジティブにとらえられるか、ネガティブにとらえてしまうかの違いは「どんな接続詞を使っているか」であると本書では紹介されています。
お目当てのモノが売り切れた「せい」で、買えなかった。ツイていないな
お目当てのモノが売り切れていた「おかげ」で、新しいモノに出会えた
「せい」を使うとそのあとの言葉は必ずネガティブに。
「おかげ」を使うとそのあとの言葉は必ずポジティブに。
確かに「せい」を使うと、「データが飛んだ『せい』で、頭をフル回転させる『はめ』になった」とネガティブになります。
「おかげ」を使うと「データが飛んだ『おかげ』で、頭をフル回転させるいい機会になった」とポジティブに考えられます。
「くっそー!」と感じたら「○○のせい」を「○○のおかげ様で」に
多少無理やりにでも言い換えられる特訓をしたいと思います
起こった出来事をポジティブにとらえる考え方のクセをつけると
何が起こってもハッピーに過ごせそうです
長いスパンで考えるとポジティブになる
「失敗」を「経験」に。「捨てる」を「選ぶ」に。
同じ状態、行為や行動を表す言葉でも、言い方次第で意味が逆になる言葉がたくさんあります。
ポジティブな言葉である「経験」や「選ぶ」に言い換えるコツは、「『失敗』や『捨てる』は何のために?」と長いスパンで考えることです。
「失敗」した瞬間だけを切り取るとただの失敗です。でも、失敗した結果「もう二度とこの失敗はしない」と先を見て長いスパンで考えることができれば、それは自分のレベルを上げるための材料となり、失敗は「経験」へと変わります。
「捨てる」という行為も、自分にとって大切なモノを「選ぶ」と言い換えれば、捨てる行為もポジティブになりますし、結果、好きなものだけに囲まれて生きることができます。
ポジティブかネガティブかは、考える時間軸で変化するので、ネガティブになる短いスパンで考えない。ポジティブになる長いスパンで考えることが大事です。
ポジティブに考えるコツは、「けども」を使うこと
「失敗したけども、いい経験になった」
「捨てるけども、本当に必要なモノを選んでいる」
失敗や捨てる、そこだけを切り取らないことが大事。
「失敗」や「捨てる」のその先を考える=長いスパンで考えるということです。
断片的な出来事が重なって人生ができています。
ちょっとした悪いところを切り取ってクヨクヨしていても仕方がありません。というか、長い人生の中で失敗した断片なんて些細なこと。
失敗してもその失敗が経験となってより良い方向へと進めたら
それは素敵なことではないでしょうか
まとめ
「一生使える『ポジティブ』言いかえ言葉」(著者 えらせん 発行所 ワニブックス) を読んで参考になったことは
「せい」を使うとそのあとの言葉は必ずネガティブになるので
そのあとの言葉がポジティブになる「おかげ」を使うこと
起こった出来事を短いスパンで考えるとネガティブになるので
長いスパンで考えてポジティブな言葉に言い換えること
この2つの考え方でした。
普段から「おかげ」で考えられるよう、「長いスパン」で考えられるよう、これら2つのポジティブな言葉に言い換えることができるようにクセをつけたいと思います。
最後に、離婚届は、卒論と言い換えるとポジティブになるそうです。
たぶん無理・・・・・・(笑)