「ものの見方が変わる『シン・読書術』」とはどんな読書術?

実用書

読書のこんな悩みはありませんか?

集中力が続かずに本が全部読めない

・本を速く読むことができない。

・読めないので積読になる。

・頑張って読んだのに内容を覚えていない。

いまえださく
いまえださく

こんな悩みを「シン・読書術」は解決してくれます

「シン・読書術」とは?

「シン・読書術」とは、自分のために読む読書術です。

「自分のために読む」とは?

自分のために読むとは、その本から1つでもいいので自分に役立つものを見つける。見つけたことをアウトプットする。そうした読み方です。

本書には、このように解説されています。

全部読まなくてもいいし、気に入った一行でも見つかればいい。

斜め読みでも、飛ばし読みでも、キーワードをつなげて読むといった読み方でもOK。

31ページから
いまえださく
いまえださく

文章術というよりも開き直りの心構えみたいな気もしますが、

「気に入った一行でも見つかればいい」は、何やら救われるセリフです。

「シン・読書術」具体例5つ

1.キーワードをつなげて読む、拾い読みを取り入れる。キーワードを探しまくる読み方で、効率よく自分に必要な部分だけを読んでスピードアップさせる。

2.本を1回読んだだけで100パーセント理解するのは、読書の天才以外ほぼ無理だと考える。本の内容は忘れてもいい。思い出す練習が大事。「忘れるぐらいの内容なら、大した内容じゃないよね?」ぐらいの気持ちを持つ。アウトプットすれば完璧。

3.脳が記録するのは「正しさ」よりも「役に立つもの」なので、「著者の意見」よりも自分に「役立つもの」を見つけることに目ヂカラを注ぐこと。

4.積読になった本は、読みたくなるまで積読でいい。積読は自分が何かを学ぼうとして結果たまってしまった証拠だと思うようにする。机や本棚に本が置かれている状態でも、背表紙やタイトルを見るたびに潜在意識に情報は伝わっているのだと考えるようにする。

5.集中力が続かないのなら、25分作業して5分休憩する「ポモドーロ・テクニック」を使う。読書も25分読んだら、ちょっと休憩。休憩をはさみながらのランダムな読書は、読書効果を倍増させる。

わたしが本を読むときは

せっかく時間を使って読むんだから、すみずみまで読んで本のすべてをモノにしてやろうと思っています。また、飛ばして読むのは、ちょっと著者への罪悪感もあります。

完璧に読もうとするから読みはじめるのに時間はかかるし、読むのにも時間がかかります。

そして、「これ必要かな?」なんて興味がないところまで読もうとするからストレスもかかる。

結局、本をまたいで通り、またいで通り、またげないほどの積読が完成。

積読を見ると「やべぇ、スピード上げて読まなくちゃ」なんて思うし、スピードアップすると本の内容が頭に入ってこない悪循環です。

いまえださく
いまえださく

これらすべてのトラブルが、

自分のために読む「シン・読書術」で解決できると思いました。

最後に本書と著者の紹介

ものの見方が変わる「シン・読書術」 (著者、渡邊 康弘わたなべ やすひろ 発行所、サンマーク出版)

2021年6月20日 初版発行の本です。

本書を開いてすぐ

全部読めなくってもいい。

集中は途切れてもいい。

積読してもいい。

内容は全部覚えていなくてもいい。

読む速度は気にしなくてもいい。

3ページから

なんて開き直りが正々堂々と書いてある真っ向勝負な本でした。

著者の紹介

著者の渡邊康弘さんは、日本トップレベルの「読書家」だそう。

で、「日本トップレベルの『読書家』ってなんやねん?」という話なんですけど、渡邊康弘さんは年間の読書数が3,000冊以上の読書家と紹介されています。

1日8冊、1年間読み続けても、8×365=2,920冊ですから、3,000冊以上は正直すごい読書量です。

また、渡邊康弘さんは、膨大な読書量を通じてビジネス、歴史、科学、芸術、スピリチュアルなど、さまざまな知識をもち、その専門の知識を実務レベルで実績されていると紹介されています。

1年間に3,000冊以上の本を読むとなると速く読まないといけません。当たり前ですが集中力が必要です。

そして、本の内容を実務レベルで実績されているということは、これだけの量を読んでも本の内容を理解し、忘れていないということになります。

渡邊康弘さんが実証されている「シン・読書術」。わたしの今後の読書に取り入れていこうと思います。